かげのこ

スペイン暮らしの雑記。

「10人シェアハウス」開幕。。🇪🇸

先日の記事で、語学力ゼロで飛び込んだ10人シェアハウスの「メンバー」と「間取り」を紹介させて頂きましたので、ご興味があったらご覧ください。↓

kagenokoteikoku.hatenablog.com

さて、今回は、始っていく生活について書いていきます。

【縮まらない距離感】

入居当初は数日しか一緒に過ごさなかった方もいたりと、距離感はなかなか縮まらなかった印象です。僕の語学力の問題もありますが、もう1つは、家にいる時間が少なさです。僕の場合は午前中は語学学校、夜は習い事がありました。同居人も学生なので各々授業があり、朝から夕方まで家にいません。お昼を食べに戻ってくる時に、キッチンで顔を合わせるぐらいでした。その時に「お〜、元気❓授業はどう❓」みたいな感じで、挨拶と少しの会話だけの日々を繰り返していました。時間は経過していきますが、なんとなく距離が縮まっていない。

そんな暮らしの中でも、唯一皆が集まる時間が、夜に行われていた「パーティー」でした。

【パーティー

普段はディスコに行ってくれるので、まるで一人暮らしなんかってぐらい静かで平和でした。しかし、家が大きかったこと、🇳🇱高身長イケメンがコミュニケーション能力お化けだったこともあり、しばしば、リビングやテラスでもパーティーは開催されていました。(僕の部屋の隣がリビング、真上がテラスです。)

パーティーは、皆んなそれぞれの友達を呼んでくるので結構な人数が集まり、お酒を片手に音楽ガンガンで踊ったり、話したり、ゲームしてるみたいな感じでした。ルールは分かりませんでしたが、ゲームに負けたらお酒を飲むというのをやっていました。僕は、この様な場や、お酒が好きではなく、行ったことも飲んだこともほとんどありません。苦手です。

しかし、家の構造上、僕は習い事後の部屋までに、必ずそのパーティーリビングを通らなければいけません。「地獄の間取り!」そこを通り過ぎる、アジア人は嫌でも目立ってしまい、話しかけられます。「踊ろうよ〜」「お前も飲めよ〜」とハイテンション達が襲いかかって来ます。音楽は、日本では考えられないぐらい音量で、ガンガン通り越してギャンギャン。正直、うるさいし、寝れないし、嫌でした。(近所の人から苦情が来たことも多々ありました。)

でも、主催者である🇳🇱彼のおかで、ストレスをそこまで感じずに暮らし、同居人含め色々な方々と距離を縮められました。普段から会う度に話しかけてくれる彼は、パーティー時も気にかけてくれていました。僕の様子から察してくれたのか。

「お酒無理に飲まなくていいからね。」

「飲まされそうになっても、口だけつけて飲んだふりしちゃえばいいから。」

「疲れたり、寝たかったら教えて、うるさくて寝れないと思うから、皆で外に行くから。」

と、声をかけてくれました。(助かりました。本当に。)

他にも、僕を気遣って、日本にちなんだ話題にしてくれたり(主にアニメや漫画の話でした)色々な国の方々と話すきっかけをくれました。なので、少し疲れていても、苦手でも、その場に残り、話そうと試みていました!

でも、やっぱり、夜遅くの活動にも慣れていなかったので、🇳🇱彼にコソッと「もうそろそろ寝たい」と伝えたことも多かったです。すると、彼は皆に声をかけ始め、近くの公園に行って続きをやってくれました。しかも「僕がそろそろ寝たいから」ということを言わずに自然に皆を誘導してくれていました。そして、皆が外へ出た後に「おやすみ、ちゃんと休めよ!」と言い残し、彼も外へ出て行きます。玄関で見送ったその背中は大きくて、スゲーカッコ良かったです。

【まとめ】

🇳🇱の彼は同い年とは思えない程、大人でカッコイイです。イベントごとは主催してくれて、ただどんちゃん騒ぎするだけでなく、僕のような苦手そうな人への気配りもできます。もの凄く助けられました。また、近所の方からクレームが来た時も彼が対応していました。

僕は、パーティーは苦手ですし、好きではありません。でも、色々な国の方々と関わる機会、自分の学び始めたばかりのスペイン語を使う場として素晴らしい環境でした。皆との距離感を縮めるきっかけを与えてくれた🇳🇱彼には感謝しています。今回はパーティーの良い面や助けられた面を書かせていただきました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

次回は「パーティーによって起きてしまった事件」を書く予定です。