かげのこ

スペイン暮らしの雑記。

「感覚」は育った環境。

スペインでの生活は驚きの連続。

こんばんは。

「感覚」と言っても様々ありますが。今日は「時間感覚」です。

【日本で】

●ありのまま

僕は時間にルーズな方だと自覚しています。これは育った環境によるものです。

家族で出かける時。「何時ぐらいに出発しよう」と目標を定めますが、大体遅れます。

習い事の集合時間にもギリギリ到着。5分前にいればいい方でした。

僕の感覚としては、1分前に到着しようが、間に合ってるので問題ないという感覚です。

でも、他の習い事のメンバーはもっと早く余裕を持って到着していた印象です。

●高校での衝撃

高校生になり、部活動が始まりました。

最初の頃はいつも通り、時間ギリギリに向かっていました。が。

先輩たちはもう準備万端で。自分は置いてけぼりで。注意を受けました。

(優しく教えてくれました。僕は恵まれています。)

その部活動では、集合時間の30分前にいるのは当たり前。

1年生の時は、道具の準備などの時間もあったので、30分前にそれらの準備が終わるように向かっていました。

この高校3年間の経験は僕にとって大きく、大切なものです。(他にもたくさんあります)

時間の感覚も少し変わり余裕を持って動くようになりました。

【スペインで】

日本で育った僕は、約束事には、少し余裕を持って到着するようになっていました。

(日本の中では、ギリギリ派です。絶対に)

●お出かけの出発時間

僕は、5分前くらいには出発できる状態になっています。

しかし、スペインの方々は違います!

出発予定時間を過ぎてから、シャワーを浴び始めたり、着替え始めたりもします。

あれよあれよという間に、時間は過ぎ、10分15分なんてのは、なんとも思っていません。

勿論、集合時間には遅れますが、特に謝ることも、何か言われることもありません。

言われる場合も、笑いながらで、返しも笑いながらです。

(急ぐ様子がないのが、また不思議で面白いです)

●罰金がある場合

しかし、彼らも急ぐ時があります。それが、遅刻の罰金がある場合。

グループで活動していると罰金制度があることがあります。

(多分、罰金制度がないと集合時間に集まれません)

ただ、急ぐといってもギリギリなんです。

直前になってバタバタ準備を始めて、車をかっ飛ばして、罰金をかけた1,2分の戦いをします。ハラハラ、ドキドキです。(これはこれで楽しい)

又、真面目な顔で、めちゃくちゃ車を飛ばしてるんですが、間に合った後は、

さも、余裕で到着したかのような、すました顔で集合場所に向かいます。

(これも個人的には面白い)

これが、彼らの時間感覚です。

(勿論、スペインの方、全員がこのような時間感覚ではありません。

 あくまで、僕が出会ってきた方々の中で、こういう時間感覚の方が多かったのです。)

【まとめ】

一概に、国ごとで違いを言い切ることはできませんが、文化による傾向の違いはあります。

「遅刻しない」ってのは日本では「普通」な気もしますが、

スペインでは「流石、日本人」って褒められたりもします。

(日本人に対して、そのようなイメージを持ってくれているのも嬉しいです)

他にも、時間について考えさせられることで、「交通機関」があります。

日本の電車やバスなど「交通機関の時間の正確さ」は凄いなと改めて感じます。

それに比べ、スペインでは、駅で待つことがよくあります。

最初はイライラもしましたが、もう、慣れました。そして、気づきました!

日本で生活して、時間通りに電車が来るのが当たり前になっていて、少しでも遅れると、

「遅れるなよ」とか思ってしまっていた自分がいたことに。

「日本の時間感覚」は素晴らしいですが、それは簡単なことではなく、当たり前ではない。

時間に正確なのは大切なことかもしれませんが、

「もっと時間に寛容であってもいいかなぁ。」と。感じています。

(日本では、遅延を待つ時、イライラしている方が多い記憶です)

スペインでの生活を通じて、色々なことを肌で感じることができて、幸せです。

この環境で過ごしている僕は、もしかしたら、

時間に寛容になれてるかもしれないし、ルーズさに磨きがかかっているのかもしれません。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

僕は、スペインも日本も大好きです!他の国も行ってみたいなぁ。